気象病
春から夏・秋から冬といった季節の変わり目になると、なんとなく体調が悪くなる。梅雨どきや台風の季節に体調不良が起こりやすいなど、季節によってでる症状は意外に多くあります。
これらは、気象の変化によってでる症状なので「気象病」と呼ばれています。あまり聞き慣れない病名ですが、まずその症状から見ていきましょう。
気象病の症状
気象病の症状は、暑い季節から寒い季節へ・逆に寒い時期から暑い時期になると現れやすく、多くは「なんとなく体調が悪い…」状態から始まります。
その症状は人によって異なり、季節の変わり方でも違ったりします。
では、そんな季節の変わり目にでる症状の代表的なものを3つ説明していきましょう。
めまい
季節の変わり目によく現れる症状が「めまい」です。なぜ季節の変わり目に起こりやすいかと言うと「気圧の変化」が関係していると言われています。
気圧が急激に大きく変化すると内耳にある「気圧センサー」の役目をする器官が、自律神経の交感神経に悪影響をおよぼしめまいが発生するのです。
特に春と夏の境目である梅雨どきに起こりやすいと言われています。
頭痛
頭痛も季節の変わり目に起こりやすい代表格と言えます。これも気圧の変化による自律神経の乱れが大きく影響しますが、気温の変化(日中暑くて朝晩寒い)や高温多湿(ジメジメ蒸し暑い)も自律神経に悪い刺激となり頭痛の原因になります。
頭痛の出方は人によって異なりますが、頭全体が痛むだけでなく片頭痛がでる場合もあります。
肌荒れ
季節の変わり目になると肌が荒れるという方も多くいます。敏感肌や乾燥肌といったものも自律神経の乱れが原因になる事もありますが、寒暖差が直接肌に影響を与えることもあります。
その他にも、「肩こり・耳なりや倦怠感・睡眠障害・胃や腸の不調・血行不良やむくみ」などの症状も多くあります。
気象病の原因
以上のように季節の変わり目に体調が悪くなる「気象病」の原因は、大きく3つあるのが分かります。
「気圧」・「寒暖差」・「湿度」がそれです。
これら全ては、自律神経の働きで適切な状態に保たれていますが、以下のような気候が続くと変化がでてきます。例えば…
- 台風による低気圧で体内の圧力のバランスを取るのが難しくなる
- クーラーの効いた部屋から熱い外へ出るため体温調節機能が乱れる
- 梅雨のジメジメで汗が蒸発せず水分が溜まる、むくむ。など…
これらにより自律神経の働きが乱れ、起こってしまうのが「気象病」なのです。
気象病のチェックリスト
なんとなく調子が悪い。から頭痛やめまいなど…
さまざまな症状があるため、自分の不調が気圧や気温・湿度といった気象の影響によるものだと判断するのは難しいものです。
そんな方は、下記の項目に当てはまるのがいくつあるかチェックしてみましょう。
- 天候が変わる時に体調が悪い
- 雨が降る前や天候が変わる前に、なんとなく予想ができる
- 耳なりやめまいが起こりやすい
- 肩こり、首こり、慢性痛がある
- 猫背、そり腰。姿勢が悪い
- 乗り物酔いをしやすい
- PC作業やスマートフォンの使用時間が長い(1日4時間以上)
- ストレッチや柔軟体操をすることが少ない
- 歯のくいしばりや歯ぎしりが多く、顎関節症である
- エアコンが効いている環境にいることが多い。エアコンが苦手
- 日常的にストレスを感じている
上記のうち1と2に当てはまる人は「気象病の可能性は大」です。
また、3〜11のうち、3つ以上当てはまる人は気象病予備軍と考えられます。
気圧の変化や寒暖の差・高温多湿によって自律神経が乱れてでるのが気象病です。
チェックリストを見てもわかる通り、骨格のゆがみやそれに影響する身体のコリ・疲労の蓄積などが大きく関わっています。
例えば、気象病の症状を訴えている方の多くは、ストレートネックや猫背・そり腰など骨格のゆがみが強くでています。骨格のゆがみは筋肉の緊張や左右差が出るため気がつかないうちに疲労が蓄積し、精神的ストレスにもつながります。
このようにゆがみや疲労が積み重なった結果、自律神経が乱れるなどして気象病の症状が現れるのだと言われています。
気象病へのアプローチ
頭痛・めまい・耳なり・肩こり・胃や腸の不調など多くの症状があるため、OT-105検査機器で数値を測定し不調の原因がどこから来るものか判定します。
その数値をもとに経穴(ツボ)を使い徒手やスパイラルテープで各症状にアプローチしていきます。
骨格のゆがみの影響から来るものには、カイロプラクティックによる骨盤・骨格矯正や肩甲骨はがしによって整えていきます。
筋肉の緊張や血行不良によるむくみ・代謝不良には、マッサージや筋膜リリース(筋膜はがし)・運動療法やストレッチによって改善を目指します。
自律神経の不調が強くでている症状、睡眠障害・胃や腸の不調・肩こりや倦怠感などは温熱療法やCBD整体で整えていきます。
気象病の施術方法
経穴(ツボ)へのアプローチ
各症状に対して東洋医学的なポイントに刺激を入れるだけで気血の巡りを促進し症状の改善を目指す施術です。
スパイラル通電療法
3〜999Hzの8種類の周波数から今ある痛みに最も効果のある周波数を選択し通電する施術です。経穴(ツボ)を使って関節的に流す方法と直接患部に流す2種類刺激で、消炎・鎮痛効果が期待できます。
スパイラルバランス療法
数種類の形や大きさの違うテープを身体の反応点に貼り、バランスを整えて行く施術です。皮膚の感覚器から身体のバランスを調整する神経に働きかけ、自然治癒力を高めたり、筋力アップ柔軟性アップの期待が持てます。
筋膜リリース(筋膜はがし)
特殊なブレードを使い癒着している筋膜を剥がして行く施術です。癒着した筋膜を剥がすことで、動きの改善やリンパ・血流の流れを良くし老廃物を促します。
肩甲骨はがし
筋肉の緊張や肩関節のゆがみによって、動きの悪くなった肩甲骨を改善する施術です。肩甲骨を動かすときに身体から「はがれる」ように見えるため、そう呼ばれています。肩甲骨や肩関節の左右差を改善や筋肉をほぐす効果があります。
骨格矯正
カイロプラクティックの手技を使い、関節を正しい位置に改善して行く施術です。骨格のみならずリンパや神経、ホルモンバランスの改善を目指すことで身体の痛みの解消が期待できます。
CBD整体
CBD(カンナビジオール)の作用で、患部から全身の鎮痛作用、抗炎症作用、心身のリラックス作用、不眠の緩和、慢性痛の緩和が期待できます。CBDオイルをマッサージや通電療法によって筋肉や血液中に浸透させて症状を緩和させる施術です。(日本のCBDにおける法令「茎抽出」「ヘンプ種」「THCフリー」を順守しています)
温熱療法
気持ちの良い暖かさで頑固な筋肉痛にはもちろん、便秘・冷え性・自律神経系の乱れなどを整える効果も期待できます。