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関節痛

股関節・膝関節の外傷や変形性関節症。へバーデン結節や外反母趾など手足の関節痛。

関節痛の原因

「関節の痛みとはどんなものか?」

日々の動きの中で常に負担がかかっているのが関節です。特に膝や股関節は全体重からくる衝撃を吸収しており、走ったり跳ねたりするとその衝撃はさらに大きくなります。その負担によりでるのが関節の痛みです。

関節の痛みが出やすい方には高齢者や体重の重い人、過度の運動を行う人は膝や股関節を痛めるリスクが高いと言えます。上記のように関節痛の一般的な原因は、だいたいが負傷によるものです。例えば、スポーツで膝や足首を捻るや段差につまづいて手をついて痛めるなどです。

次に多くあるのが変形性関節症によるもので、膝や股関節・手指や足趾の関節に痛みが出ます。変形性の膝関節症や手指のへバーデン結節などはよく見られる症例の一つです。

「その他の関節の痛みには…」

風邪やインフルエンザなどのウィルスによる関節の炎症。リウマチやSLEによる膠原病。痛風などの内科疾患によるものなど、関節の痛みの原因は外傷から感染症などまで様々です。

(ウィルス性や膠原病、内科的疾患による関節の痛みがあるときは医療機関での検査をお願いしております。)

関節痛の症例

次に、痛みやすい関節の症例を部位別にに紹介します。

股関節の痛み

股関節は足のつけ根にあって、最も強度の高い関節と言われています。可動域が広く、その周りを大きく強い筋肉や靭帯で守られているのが特徴です。走る・飛ぶ・あぐらやしゃがむ姿勢など、あらゆる動作に欠かせない存在です。そのため痛みを感じると、歩行や姿勢のバランスを崩してしまうと考えられます。

股関節が痛む原因は、

①筋肉の過度な緊張や硬さによるもの
②関節周囲の変形によるもの

の2つがあります。それぞれ説明していきましょう。

①筋肉の過度な緊張や硬さによるもの

あらゆる動作に関係してくる関節のため、股関節を支える筋肉にも負担が大きくかかります。そのため筋肉への緊張や硬さが続くと関節の可動域が狭くなり痛みやすくなります。また、関節可動域が狭くなると、スポーツでのケガや長時間の歩行で痛むなど関節に炎症が起こります。長引けば筋力が低下し回復にも時間がかかります。

②関節周囲の変形によるもの

いわゆる変形性股関節症と呼ばれるもので、大腿骨と骨盤で作る関節の形成不全や先天性脱臼、軟骨やそれを包む関節の袋(関節包)がすり減ったり形が変わることで起こるのが変形性股関節症です。中高年の女性に多く見られるのが特徴です。進行すると腰や膝、足首や肩にまで影響する可能性がありますのでできるだけ早い対処が重要になります。

膝関節の痛み

私達が歩くときに膝には体重の2〜3倍、走ったりジャンプするときは体重の7倍以上の荷重が膝にかかると言われています。日々の負担の蓄積により筋肉や筋膜の緊張・軟骨が潰されてすり減るなどの症状が起こり膝の痛みが発症します。膝の痛みの原因は数多くあり、年齢や性別などによっても痛み方は異なります。

ここでは一般的に多いと考えられる原因を3つ説明していきます。

①スポーツによる外傷や転倒などによるケガによるもの

半月板損傷や内外側側副靱帯損傷、前後十字靱帯損傷などがあります。スポーツや交通事故など大きな外力によって起こるケガで、関節内に内出血や水がたまり歩けない程の強い症状から、運動はできるが腫れや曲げると痛いなど軽いものまであります。ケガの処置は初期対応が大切です。医療機関や整骨院・接骨院で診てもらい、適切な処置を行ってもらいましょう。

②膝周辺の筋肉の緊張・硬さや筋力低下によるもの

膝周辺の筋肉には、前面には大腿四頭筋・後面にはハムストリングス・内側には内転筋群・下腿にはふくらはぎ(腓腹筋)など多くの筋肉に支えられています。その筋肉が過度に緊張したり硬くなると、筋肉の延長部分の腱や靱帯(スジ)に負担やストレスがかかり炎症を起こします。鵞足炎や膝蓋靱帯炎・ランナー膝やジャンパー膝などがあります。反対に筋力低下すると、筋肉に支えられていた膝関節周辺の組織が負担を受けて痛みが出ます。ケガなどの思いあたる原因が無いのに痛むときは、筋力低下によるスジや軟骨を痛めたと考えられます。

③関節周囲の変形によるもの

いわゆる変形性膝関節症と呼ばれるもので、膝のクッションのような役割をする軟骨や関節の動きを滑らかにする関節包がすり減ったり硬くなって炎症を起こし変形していきます。膝の変形は進行すると衝撃を吸収する軟骨や半月板が変性し、腫れたり水がたまります。さらに炎症が慢性的になると、関節包が硬くなって曲げ伸ばしがし難くなり、歩行や階段の登り下りができなくなる事もあります。

手指の関節の痛み(へバーデン結節)

指の第一関節(DIP関節)に起きる変形性関節症で全ての指に発症のリスクがあります。痛み・腫れ・屈伸運動痛などの症状があり、進行すると指が曲がったり出っぱるなどの変形が起きます。女性に多く発症し、ホルモンバランスの乱れや手指の使い過ぎが原因とされています。

足趾の関節の痛み(外反母趾)

足の親指の関節に起きる変形で進行すると人差し指(第2趾)の方に「くの字」に曲がり、つけ根の関節の内側が突き出し痛みが出ます。つま先が細い靴やヒールの高い靴を履く人に多く発症しますが、扁平足や重心のズレ、筋力低下による足のアーチの崩れも原因とされています。

関節痛へのアプローチ

急性期の関節炎は、腫れや熱感が出やすいためアイシングや固定用のテーピング・包帯などで患部を安静に保ちます。外傷性の痛みも同様で、症状にあった固定を行います。

痛みが筋肉によるもので緊張や硬さが原因している場合は、マッサージや筋膜リリース(筋膜はがし)・ストレッチなどで筋肉をほぐし、柔軟性をつけて関節の負担を取り除いていきます。

筋肉低下での痛みなら、運動療法やリハビリ体操・セルフケアの指導で無理なく回復できるような施術メニューを提供します。

変形性関節症の場合は、スパイラルテーピングで関節を覆うことで炎症を鎮める効果が期待できます。また、動かした時の痛みはその関節に関係する筋肉によるため、スパイラルバランス療法により筋肉を正常化することで回復できます。

慢性期の関節痛は、変形の進行を防ぐためリハビリトレーニングや運動療法による筋力強化。CBD整体により関節組織の新陳代謝を高めて進行を防いでいきます。

関節痛の施術方法

温熱療法

気持ちの良い暖かさで頑固な関節痛にはもちろん、便秘・冷え性・自律神経系の乱れなどを整える効果も期待できます。

各種テーピング

筋肉のサポートや靭帯・腱や関節を安定させることで痛みの緩和と動きを正常化させて行きます。

経穴(ツボ)へのアプローチ

各症状に対して東洋医学的なポイントに刺激を入れるだけで気血の巡りを促進し症状の改善を目指す施術です。

筋膜リリース(筋膜はがし)

特殊なブレードを使い癒着している筋膜を剥がして行く施術です。癒着した筋膜を剥がすことで、動きの改善やリンパ・血流の流れを良くし老廃物を促します。

スパイラル通電療法

3〜999Hzの8種類の周波数から今ある痛みに最も効果のある周波数を選択し通電する施術です。経穴(ツボ)を使って関節的に流す方法と直接患部に流す2種類刺激で、消炎・鎮痛効果が期待できます。

スパイラルバランス療法

数種類の形や大きさの違うテープを身体の反応点に貼り、バランスを整えて行く施術です。皮膚の感覚器から身体のバランスを調整する神経に働きかけ、自然治癒力を高めたり、筋力アップ柔軟性アップの期待が持てます。

CBD整体

CBD(カンナビジオール)の作用で、患部から全身の鎮痛作用、抗炎症作用、心身のリラックス作用、不眠の緩和、慢性痛の緩和が期待できます。CBDオイルをマッサージや通電療法によって筋肉や血液中に浸透させて症状を緩和させる施術です。(日本のCBDにおける法令「茎抽出」「ヘンプ種」「THCフリー」を順守しています)